筆者が暮らす阪神地域では、現在朝8時から筆者の魂アニメ・美少女戦士セーラームーンの再放送をしています。
原作とは違う面白さがあった、アニメ版セーラームーン。
スタッフロールを見ると、制作陣に、後に私が本格アニメオタクに染まるきっかけとなった名作アニメを担う方々ばかり集結し、心を奪われて当然だったのだと痛感しています(^^;)
さて、セーラームーンといえば主題歌「ムーンライト伝説」
調べると、元々「夢はマジョリカ・セニョリータ」というタイトルで、中谷美紀さんが所属するアイドルグループ「KEY WEST CLUB」の曲だと知りました。
あまりに衝撃だったので、ムーンライトトリビアを交えつつ、ご紹介します。
「夢はマジョリカ・セニョリータ」の動画はこちら
中谷美紀さんが若い!
元ネタでありながら、ムーンライト伝説に洗脳されきった脳では、
ムーンライト伝説が微妙に違うテンポと歌詞になっていて耳が変になりそうです。
「ムーンライト伝説」はアニメ放送開始間もない1992年3月21日にリリースされました。
無印(ダークキングダム編)~R(ブラックムーン編)までを、
「DALI」というアイドルグループが歌いました。
「DALI」は、モデル事務所の空手パフォーマンスグループ「アクションズ」から選抜された
高橋美鈴さん、西本麻里さん、石沢晶さん、土屋さゆりさんの4人グループ。
「ムーンライト伝説」1曲だけ発表し、リリース直後に解散してしまいました。
1度だけのユニット曲が、22年後も愛され続ける伝説のアニメソングになるなんて、面白いですね。
高橋美鈴さん、西本真里さんは、その後「MANISH」を結成。
1996年まで活動しました。
「スラムダンク」のエンディング曲「煌めく瞬間に捕われて」が懐かしいですね。
現在放送中のS(デスバスターズ編)から、女性アイドルグループ「ムーンリップス(桜っ子クラブさくら組)」が歌っています。
ちなみに「KEY WEST CLUB」も「桜っ子クラブさくら組」の内部ユニットでした。
「桜っ子クラブさくら組」版は、ミュージカル版セーラームーンのキャストが担当しています。
「DALI」版「ムーンライト伝説」
「ムーンリップス」版「ムーンライト伝説」
ムーンリップス版の方がライトな雰囲気になっています。
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さて、元ネタ「夢はマジョリカ・セニョリータ」
元々、中谷美紀さんが所属するアイドルグループ「KEY WEST CLUB」用の曲として作ったもののボツになって、セーラームーンの主題歌として持ち込み、歌詞とアレンジを変更して納品したとのこと。
「ムーンライト伝説」ヒット後の8月21日に「KEY WEST CLUB」で改めてリリースされました。
しかし結果は……
「夢はマジョリカ・セニョリータ」をもって「KEY WEST CLUB」も解散してしまいました。
中谷美紀さんといえば、1996年から坂本龍一教授プロデュースで、数々の名曲を発表されてから、歌手として知るようになったので、92年代に、アイドルのような活動をしていたとは驚きです。
中谷美紀さん、90年台は、今の柴咲コウさんのような、美しさと人を魅了する歌を歌う立ち位置だったのです。
中谷美紀さんと坂本龍一教授の名曲は、全てが神曲なので、全てご紹介したい気持ちでいっぱいですが、知名度が高そうなこの曲をご紹介させてください。
「クロニック・ラブ」
人気ドラマ「ケイゾク」主題歌です。
坂本龍一教授のアルバム「未来派野郎」収録の「Ballet Mechanique(バレエ・メカニック)」のカバー曲になります。
「ケイゾク」スタッフによるSFドラマ「安堂ロイド」で、キムタク演じる主人公がハンドルネームに「バレエ・メカニック」を使っていたのが、憎いなあと感じましたね。
運命の歯車が、もし少しでも掛け違っていたら、
「ムーンライト伝説」を中谷美紀さんが歌っていたのかもしれませんね。